今日で2021年が終了。
毎年、このブログには年末の振り返りしか書かなくなってきているが、年に1回でも何かは書いておくのは大事かとは思う(15年前の大学教員になりたての頃は、ほぼ毎日ブログを書いてブログランキング上位をとっていた自分が懐かしい)。
2020年4月に名古屋に戻ってきて1年9ヶ月経ったが、相変わらずコロナ禍ということで、地元名古屋の友人らと直接会っての懇親会などはなかなかできない。まだまだコロナが収束するには時間がかかるだろうが、ワクチン接種や治療薬の上市などで以前よりは希望は見えてきたように感じる。以前のようには完全に戻ることはないと思うが、ウイズコロナの社会で普通にできることが増えていくのを期待はしている(昨年幹事として企画した大学卒業後30周年記念の同窓会は当分できそうにないが…)。
大学のほうでは1期生が2年生になり、自分が担当する授業や実習などが増えてきた。特に10月からの後期では、授業が週に3日、実習も週2日あったので、ほとんど毎日何かをやっているという状態であった。その準備も大変で自転車操業でこの年末まで突っ走ってきた。この3ヶ月を振り返るとよくやったな~とは思う。なんとか今年度を乗り切れば来年以降は少し余裕が出てくるだろう。薬剤師国家試験というゴールがある学部だけに、いかに学生さんらをその気にさせてゴールにもっていくかを今から考えていかなければならないので、そのためのdutyも段々と増えてきている。一方で、単にそれだけのための勉強になっても大学としてはつまらないので、授業や日頃の活動のなかで学問や研究などの楽しさを伝えるようにできればいいな~とは考えている。
大学のほうでは昨年に引き続きいろんなことを経験させてもらっている。職域接種の際には、新型コロナワクチンの薬液充填作業に薬剤師として関わったりした。また、薬剤師の実務実習のための研修なんかにも参加して今後の研修業務をサポートできる人材として期待されている。他にも責任ある業務が増えてきたのでこれまでの経験を活かしてうまくやっていければと思う。
研究に関しては、やはり卒論生や大学院生がいないので全て一人でやらないといけないのはきつい。論文投稿してリバイスがきてもなかなか追加実験もままならず時間を要してしまう。また、これまで溜まっているデータをもう一度見直して、少し気になったところについて再実験を計画しても、タンパク質を精製しないといけなくなったり、値段の高い抗体が必要になったりしてすんなりと前え進まないという状況に陥ってしまう。まあ、ある程度こういう道を選んだ時に予想されていたことなので愚痴を言っても仕方がない。折り合いをつけて成果の出るよう自分なりに工夫してやっていくしかない。幸い共同研究者などには恵まれているので、最大限協力してもらいながらとにかくインパクトある結果を出していきたい。
家族のほうでは、娘が大学院生活を終えて来年4月からは社会人になる。なので親としてのdutyはほぼ終わりになる。娘の就活ではこちらの知識や経験がかなり役立てることができたので、少し感謝されたのも嬉しかった。会社からは女性技術者としてかなり期待されているようなので、これまでやってきたことを発揮して生き生きと仕事をしてもらいたい。そういう娘の姿を見ていくのも今後の楽しみの一つになる。
一方で、実家の83歳の母親が10月末から入院しほとんど歩けない状態になってしまった。かなり心配であるが、来年は年女である母親のためにも家族として出来ることは最後までやっていきたい。87歳の父親も以前よりは活動量が減ってきてはいるがまだまだ長生きできそうなのでフォローしていきたい。父親が創業した会社のことで今年はいろんな相談が舞い込んできた。そこそこ大きな会社でもあるので父親の意志に沿うような形で創業家として向き合っていかなければならないので責任が重い。
この1年、あっという間ではあったが特に病気をすることもなく過ごすことができた。ただ相変わらず脂肪肝なので食事バランスや運動をしたりして治していきたい。また緑内障のほうもこれ以上酷くならないようケアをしっかりとしていきたい。健康あっての人生である。
本年も皆様には大変お世話になりました。
来たる2022年が全ての人にとって良き年となることを祈願しています!